2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

田中裕明ノート(1)

句集を好んで読み出すきっかけとなったのは、町の図書館で借りて読んだ田中裕明の『夜の客人』でした。 三十歳を過ぎるまで句集という存在を意識したことがなかったので、今こんなにはまって読んでいるのが、自分自身の事ながら不思議です。 田中裕明は以来…

堀本裕樹『一粟』(駿河台出版社)

誰にも見られていない気安さから『犬々記』をだいぶ放置してました。 2022年も半分が過ぎ、今月からはちゃんと書こうと思っております。 『一粟』は、堀本裕樹さんの第二句集。 句集のタイトルとなった句は〈蒼海の一粟の上や鳥渡る〉です。 堀本さんは現在…