『玉響』は、正木ゆう子さんの第六句集。2023年9月、春秋社発行。 「玉響」は「たまゆら」と読む。〈玉響は露。朝日に向かって見る露は透明だが、朝日を背にして見る露は反射光なので、虹のように色がある。〉と句集の冒頭に書かれている。 犇驫羴鱻淼灥森涅…
『海市郵便』は、仲寒蟬さんの第一句集。2004年7月、邑書林発行。 柄澤齊氏による表紙のコラージュ画が良い。旧字体の句集である。 鯨の尾祈りのかたちして沈む 「祈りのかたち」に、指を組んだ人の手の姿を思い浮かべることもできるし、鯨の尾そのものが祈…
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